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#イベント #キッズ #スタディ #ふじさわファンクラブ #地元ニュース #環境

秋の辻堂海浜公園で「いきものはかせ」になりました

2025.10.29 注目

「ハマ」に育つ、貴重ないきものたちに出会えた
ふじさわファンクラブの自然観察イベント

秋雨が繰り返し降って、短い秋がどんどん深まっていく感じですね。
藤沢市のことが大好きな人の集まり「ふじさわファンクラブ」では、地元の季節を見て感じる観察会「ふじさわの【いきものはかせ】になろう」が10月19日(日)に、県立辻堂海浜公園で行われ、子どもたちを含む25人の会員が、参加しました。
講師は、「いきものはかせ」イベントでお馴染みになっている、日本大学生物資源科学部環境学科助教の小島仁志先生。身近ないきものについて、楽しく興味深いお話が毎回好評です。

小島先生の説明に、みんな聞き入ります

「いきものはかせ」のイベントは、藤沢市内各地の公園で開催、そこに生息する植物や鳥、虫たちを観察するイベントとして、大人はもちろん子どもたちにも人気です。これまで早春や初夏の公園内の草地や水辺で、いきものたちの活動を探りました。普段は気づかないですが、草むらやせせらぎ、芝生にも、さまざまな生命が暮らしていました。いきものは間近で見たら、そのままリリース

今回は初めての秋の開催。しかも初めて浜辺の生き物とも出会いました。
辻堂砂山市民の家に集合して、小島先生から公園と浜のいきものの話を聞いたあと、海浜公園に向かいます。道すがらも、そこに生えている草木の説明。沿道に植えられていた低木を示して、「これは、ハマボウという海辺に生える植物ですが、生育環境の変化で神奈川県をはじめ、各地で生育が減少しています。だからこのように、保護して育てているんですよ」。

公園に入ってからも、あちこちでいきものの説明。普段はバッタもたくさん見られるそうですが、この日は草原に大勢の家族連れが訪れていて、あまり出会えず残念。
園路を進むと柵で囲われた一角が。「湘南海浜植物育成会」のノボリの下にいた、会の顧問、松田省吾さんが「ここでは、ハマボウフウなどを育成しています。昔から辻堂海岸で育っていた海岸植物は、環境の変化で数が減ってきているため、保護し保存しているんです」

セリ科でセロリのような葉のハマボウフウは地元では食用とされ、キアゲハの幼虫の餌にもなります。紫色の綺麗な花が咲くハマゴウの実は、煎じてハーブティーのように飲むことができるそうです。松田さんのご厚意で、参加者にハマボウの実をお土産でいただきました。

小藩海浜植物育成会の松田さん(中央)と一緒に、記念撮影

そのハマボウ、ハマボウフウ(名前が紛らわしいですね)の自生を見ようと、公園を抜けて浜辺に出ます。砂の地面を注意してみると、紫のハマボウの花がまだ残っていました。ハマボウフウは、今年はもう時期が過ぎたとのことですが、小さな苗が見られました。普段ほとんど気に留めない、海岸の砂地にも貴重ないきものが息づいている。地元の自然環境の貴重さを感じた観察会となりました。身近な自然、大切にしていきたいものです。

海岸の砂地、よく見るといろんないきものが

県立辻堂海浜公園
https://www.kanagawa-park.or.jp/tujidou/

ふじさわファンクラブは、藤沢市が運営する、藤沢のことが大好きな人たちが参加する会員組織。会員向けイベントへの参加には入会が必要ですが、以下サイトより無料で入会登録ができます。
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouhou/shise/citypromofan20151019.html

関連記事:下土棚遊水池公園で「いきものはかせ」になりました

 

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