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#キッズ #スポーツ #地元ニュース #藤沢市 情報

【藤沢発キラキラたまご】藤沢のジュニア選手がセーリング世界戦出場

2025.10.14 注目

ヨットは海を楽しく、身近に感じるスポーツ
でも世界も目指したい

湘南藤沢の魅力は…北部の豊かな自然環境ももちろんですが、やっぱり海。
海のスポーツやアクティビティを楽しんでいる人も多いでしょう。東京五輪2020でも、江の島海岸がセーリング競技の舞台に。2024パリ五輪のセーリング競技で、藤沢在住の吉岡美穂選手が銀メダルを獲得したことも、記憶に新しいところです。
その藤沢のジュニアたちが、セーリング競技で活躍しました。

宇留野遥斗くん(右)と金田惺吾くん

7月に兵庫県西宮で行われた、セーリングの世界選手権「オープンスキフワールドチャンピオンシップ2025」で、藤沢在住のジュニア選手3人が参戦、入賞はならなかったものの、健闘しました。
世界戦に出場したのは、宇留野遥斗くん(藤沢翔陵高校1年、U17の部27位)、金田惺吾くん(鵠沼中学3年、U17の部8位)、奈良岡慎士くん(浜見小学校5年生、U13の部22位)の3人。
9月上旬には藤沢市庁舎に鈴木恒夫市長を表敬訪問、将来の活躍に向けて激励を受けました。

市庁舎に鈴木市長を表敬訪問。左から宇留野くん、金田くん、鈴木市長を挟んで奈良岡慎士くん

7月19~23日の期間、兵庫県西宮沖で行われた「オープンスキフワールドチャンピオンシップ2025」は、17歳未満のジュニアが対象で、世界選手権として日本で初めて開催され、10カ国93名の選手が参加、日本選手の活躍も見られました。
オープンスキフとは、ヨーロッパやオセアニアなどで普及しているジュニア向けの小型ヨット。楽しくヨットに乗ることを目的に開発されたもので、持ち運びや組み立てが簡単な上に、風速1m程度の弱い風でも走ることができます。ジュニア用のヨットとしては、古くからある「オプティミストディンギー(OP)」という、安定性と操作性に特徴のある小型タイプもあるそうです。
3人が所属する、片瀬海岸にある「ちょっとヨットビーチクラブ」を訪ねました。

10月上旬の週末朝、気候は穏やかになったものの日差しはまだ強く、海水浴ができそうな陽気です。クラブのあるビルの地階には、ウエットスーツとライフジャケットを着用した、小学校低学年くらいのちびっ子たち。ヨットのパーツを台車に積み込んでいます。

彼らジュニアコースに混じって、ユース(レーシング)クラスの宇留野くんと金田くんの姿がありました。この日はレース用機材整備の日で、その前にジュニアクラスのサポートも行うとのこと。小学生の奈良岡くんはこの日は別の用事があるとのことでお休みでした。
積み込みが終わると、ちびっ子たちが台車を押して外へ。海岸に出て弁天橋の袂にある練習場所まで移動します。ユースの2人もコーチと一緒に移動を助けながら浜に向かいます。

浜に着くと、子どもたちがパーツを運び込んでいる間に、宇留野くんと金田くんは、橋の下に保管しているヨットの船体を運び出し、セールなどのパーツを慣れた手つきで組み立てでいきます。ちびっ子たちにとって、頼れるお兄さん的な存在のよう。コーチが乗る指導用ゴムボートの準備を待って、2艇のオープンスキフを汀まで運び、ジュニアクラスが海に出ていくのを見送った2人に聞きました。

――世界選手権、お疲れ様でした。ヨットは楽しいですか?
宇留野くん とても楽しいですよ。親がヨットをやっていたので自分も始めました。オリンピックもこの目で見てすごいなーと。ヨットは自分と同じくらいの歳の人も多くやっているし水遊び感覚ですね。
金田くん うちの親は、ヨットはやっていなかったですけど海が好きで、勧められたんです。ヨットは風といっしょに自然を感じるスポーツ、気分爽快になります。

――この後、どんなふうにヨットを取り組むの?
宇留野くん オープンスキフのレースは17歳未満であることが参加条件なので今年で終わり。このあとは29er(トゥェンティーナイナー、2人乗りの軽量高性能平底(スキフ)形状の小型ヨット)で日本一になって、世界へ出ていきたいです。
金田くん 年齢的にはオープンスキフの世界戦に出場できますが、体が大きくなると不利になるので、このあとは49er(フォーティナイナー、全長4.99mの2人乗り高性能小型ヨット)級に挑戦して、オリンピックも目指したいですね。

ジュニアクラスの練習風景。コーチと他のジュニアはゴムボートに乗っています

ヨットと聞くと、ちょっとハードルの高いスポーツと感じられますが、「ちょっとヨットビーチクラブ」によると、もっと気軽に楽しめる海の遊びと。その歴史は古く、それこそ江の島に橋がなくてマリーナができる前から楽しんでいた人もいたといいます。80名のジュニア、ユース会員を擁する同クラブには初心者、年配の方も体験に来られるとか。海が近くにあってあって、環境が整っている藤沢で、もっと遊び感覚でやらないともったいないとのこと。ちょっとヨットが身近に感じられました。

ちょっとヨットビーチクラブ
https://www.chotto-yacht.com/about/

 

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