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#藤沢は農業が面白い

【藤沢は農業が面白い】にこにこ農園の、のびのび育った野菜を食べて食育を考える。

2020.09.22 にこにこ農園 自然農園 農業研修

自然任せ、でものびのび育った野菜を収穫中
にこにこ農園・井上宏輝さんに聞きました。

ツルムラサキ

藤沢市西北部の市町村境沿い。畑の点在する県道を歩いてコンビニを越えたところに、にこにこ農園のいも虫の看板が現れます。
100m四方ほどの緑が茂る敷地で、何人かの人が作業に励んでいます。元気よく育っている草は、よく見るとシソやつるむらさきなどの野菜。

生い茂るシソ

「今年は梅雨が長くて雨の好きなナスやキュウリは良かったけれど、日照不足で葉物はいまひとつ。8月に入ったら逆に暑すぎて雨が降らず、水やりが大変でした。例年はもう収穫しているミズナとか小松菜は、9月に入ってやっと育ってきて、これからですね」
農作業の合間にお話してくれたのは、ここ、にこにこ農園代表の井上宏輝さん。

ワイルドな風貌、でも優しさも滲み出る井上さんには自然農業が似合います

昨年は巨大な台風が来て農園でも被害が出たそうです。今年もこのあと心配では?
「被害が出たら出たで仕方がないですね。ダメになるものはなるし、ならなかったものは育つ。台風関係なく、また種を撒き続ければ3カ月後にはまた収穫できます。天気次第です」
あくまでも自然に任せています。農薬は一切使わず肥料は近くの厩舎からもらう。元気に伸びる雑草も手作業で引き抜きます。そうしてできた野菜の味は? スーパーの野菜は食べない子供が、ここでできたものは、おいしいと言って食べるのだとか

草取りなど、全て手作業

大学卒業後、養護学校で教員を務めたあと、農園を始めた井上さん、「育てる」ことへの共通点も感じると言います。
「種を播いて双葉が出て、作物がどんどん伸びていくさまは、教えている子供たちが自分を表現できるようになった時と同じようで、こちらの気持ちも上がってきます。逆に言うことを聞かなかったり思い通りにいかないこともあるしね」

珍しい、京の白ナス

この場所を含め、市内に4カ所に計約1.3ヘクタールの畑で取れた野菜は、地域の飲食店に使ってもらったり、注文を受けて宅配で送ったり。新型コロナの影響による在宅が増えたことで宅配の依頼が増えたと言います。農業研修生も受け入れていますが、生活様式の変化で時間ができて作業を手伝いに来てくれる人も増えているとか。
「食を考えていくことは大切。こういう場所だから、密になることもないし、気晴らしに短時間でも来てもらえるといいですね。いつかこの畑で取れた食材を使った、農家食堂も開いてみたいですね」

パクチーの実。後ろの白い花はパクチーの花。種も農園で採取します

農園住所:〒252-0825 藤沢市獺郷1234−1
TEL 090-1059-4849
FAX 0466-77-7749
info@nikoniko-nouen.com
https://www.nikoniko-nouen.com

 

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