鵠沼の浜でしらす60年
網元・堀川網
世界の人々に自慢したい食材、相模湾で採れた鮮度抜群の「しらす」や「ハマグリ」。直売所なら、お値打ちで買うことができるかも?
新型コロナウイルスの渦中、どのように漁業環境が変わったのか?藤沢市漁業協同組合 組合長さんに取材してきました!
藤沢の名物といえば、まず挙げられるのがしらす。鵠沼の浜では、大正時代から漁が行われてきましたが、堀川網は今唯一この地で残っている網元です。藤沢市漁業協同組合組合長でもある社長の葉山一郎さん(76歳)は約60年にわたり相模湾で網を引き、今なお現役で海に出ています。
漁師のお店ということで、横浜方面からもお客が来ると言います。天然のスズキ、ヒラメ、アジや、市場から仕入れるマグロ、カンパチもお手頃価格で提供。ここ数年では市との共同で放流ハマグリが10cmほどに見事に育って地元の名産になっています。
「新型コロナの影響で地元の居酒屋、料理屋からの注文が減っている」とのことですが、お店には、季節ごとの魚介類と、兼業で作っているぶどう、トマトなどの農産物も並び、お客さんがひっきりなし。帰省自粛で里帰りをやめ、地元の産物を宅配便で故郷に送る人も多く、この夏特有のお盆需要で賑わっていました。
堀川網
藤沢市本鵠沼 3-11-37
TEL:0466-36-9636
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日