空ゆく月のめぐり逢うまで　(著者：下田ひとみ　出版社：文芸社)

当店の一角には、地元書店だからこそ出会える一冊一冊が宝物のような本のコーナーがあります。

今回はその中から一冊、鎌倉にお住まいの下田ひとみ先生の本をご紹介します。

空ゆく月のめぐり逢うまで

藤沢と鎌倉の境目に流れる柏尾川。

その川の目の前にある小さなお弁当屋「わかさ」に勤める主人公の美葉子は、女手ひとつで娘の鈴を育ててきました。

けっして裕福ではなかったけれど、娘とふたりで暮らす穏やかな日々に満足していた美葉子。

ところが、看護学校へ進学を決めた鈴に突如ある悲劇が起こります。

あっけなく失われた日常は、もう二度と戻ってきません。

悲しみに暮れる美葉子の心を救ってくれたのは、娘の鈴が残してくれたものでした。

生きる事とは。命の意味とはなんなのでしょう？

柏尾川の水面のゆるやかな流れのように、繋がっていく想いが溢れる優しい物語。

窓の向こうに広がる湘南の街。

四季の移ろいを眺めながら、美葉子と鈴に想いを馳せてみませんか。

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有隣堂 藤沢店

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藤沢市南藤沢２−１−１ 2・3・4・5F フジサワ名店ビル（Googl MAP)

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