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#家庭の獣医学

のっぽ先生の家庭の獣医学 vol.4 「ペットと防災」

2020.10.17 住まい・暮らし 動物病院 防災

 

動物病院院長、湘南の頼れる獣医師”のっぽ先生”による ペットについての連載コーナー。ペット好きなら知っておきたい獣医学のお話です。

Vol.01「ワンちゃんの熱中症」はこちら

Vol.02「子犬の社会化」はこちら

Vol.03「ワンちゃんの皮膚病について」はこちら

みなさん、こんにちは!
お元気ですか?

今回は「ペットと防災」です。
災害に備えてペットとの生活で何が出来るのかを考えてみたいと思います。

2011年の東日本大震災をはじめ、日本では幾度となく災害が発生しては甚大な被害を生じています。
地震・台風・火山活動などの自然災害と常に隣り合わせの『災害列島日本』に住む私たちは、災害に関する危機管理についてどこまで考える必要があるでしょうか?

のっぽ先生が配布しているペットとの避難マニュアル

はじめに、人とペットが暮らす住まいについて、自宅の耐震対策を見直します。
人にとって安全な場所は、ペットにとっても安全な場所であるからです。

特に日中お留守番のペットにとって、家具が倒れたり、ガラスが飛散すれば、命取りになります。
ペットが過ごす部屋や寝室で安全に過ごせるように対策をしておくことで、ケガなどの被害を減らすことができます。

次に、物品の準備ですが、「優先順位」をつけて考えると準備が楽になります。
それがないと健康や生命にかかわるもの、代用がきかないものは優先順位が高くなります。
例えば、病気治療中で薬を服用している、指定された療法食(治療食)を食べている場合などです。
災害発生時には動物病院も被災し、医療品の流通も途絶える期間が生じますので、普段からゆとりを持った備蓄が必要となります。

ペットフードは”使ったら買い足す”という「ローリングストック」方式で備えましょう。
常に一定量が自宅に保管されていることで賞味期限を気にする必要がなくなります。
また重いケージや大きくてかさばるものは、後からでも取り出せる場所に保管しておくとよいでしょう。
避難の際に必要なものは常に手の届く範囲に備えておくと便利です。

ペットの迷子対策として、
迷子札や鑑札、マイクロチップの装着、首輪へ連絡先を入れるなどを徹底します。

日頃からの万全な準備はいざという時の助けになります。

準備しておきたい物


療法食
フードや水
避難用具(ケージ、クレート、キャリーケース)
洗濯ネット(野外で猫を移動する時などに使用)
リード
首輪
排泄物処理袋
ペットシーツ
食器
ドライシャンプー

など

ペットとの災害対策マニュアルは様々なところで作られているのでしっかりチェックしておきたいですね
モノ以外にも備えておくこと

ワンちゃんであれば
しつけや社会化、ハウストレーニングは飼い始めた時から出来る備えといえます。
大勢の人が集まる避難所で、警戒心を示し威嚇したり、吠えたりすることがないようにしつけをしておくことが、避難所での理解につながります。

ハウスに慣れておくことで、一時保護施設でケージなどに入る際のストレスを軽減することができます。
このハウストレーニングは普段の生活において、ホテルでの預かりや入院時にも役立ちます。

ペットの健康管理も重要な備えです。

避難所での飼育スペースや一時的な預かり、保護シェルターなど、避難生活の中では集団で生活する機会が増えます。
自分のペットの健康を保つためにも、周囲のペットに迷惑をかけないためにも、
感染症予防のワクチン接種やノミ・マダニの対策は日頃から定期的に行っておくことが必要です。

飼い主さん同士でのつながりも大切

共にペットを飼育している飼い主さん同士、助け合う気持ちを大切にし、
飼育用品を持ち寄ったり、協力して避難所内でペットの世話をするなど、
近所付き合いや地域のコミュニケーションを図っておくことも大切な防災対策になります。

災害はいつ起こるか誰にもわかりません。
だからこそ、常日頃から意識して、備えておくものは何かを考える機会にして頂きたいと思います。

それでは、また次回。
Have a わん&にゃんderful day !

ーーーーーーーー
■筆者紹介
永田浩之

獣医師
のっぽ動物病院 院長
神奈川県獣医師会湘南支部長
湘南獣医師会副会長

鎌倉市生まれ
神奈川県立七里ガ浜高等学校卒業
北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業
北里大学大学院修士課程獣医畜産学専攻修了

■動物病院情報

のっぽ動物病院
https://noppo.amebaownd.com
*鎌倉市岡本2-12-2
*電話 0467-44-1125 (予約制)
*診療時間
年中無休
月、火、水、金、土 ;午前 9:30~12:30、午後 15:30〜18:30 (12:30〜15:30は、往診・オペなど)
木、日、祝日 ; 午前 9:30〜12:30
*診療動物
犬・猫・小鳥・ハムスター・ウサギ・フェレット(そのほかの動物もご相談ください)
*ペットホテル・美容サロン併設

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