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#はぐくむ・つながる・こどもとおとな #子育てあいっこ

【はぐくむ・つながる・こどもとおとな】第17話 絵本「わかってほしい」~児童虐待防止推進月間~

2021.11.20 いちはやく オレンジリボン運動 パパ ママ 子ども 子育て 虐待防止 親子

湘南ママたちから絶大な人気と信頼を誇る、認定子育てアドバイザーの宗藤純子先生の子育てコラムです。
今回は、最近増加傾向にある家庭内の児童虐待について考えてみました。

11月も半ばを過ぎ公園の木々がますます色付き秋の深まりを感じる季節になりました。

厚生労働省は、11月を「児童虐待防止推進月間」に定めていて、11月7日(日)には、「子どもの虐待防止推進全国フォーラム with ふくおか」がオンラインで開催されました。

私が『虐待』という言葉を強く意識するきっかけになったのは、2004年1月号「月間クーヨン」(クレヨンハウス出版)の別冊付録だった『わかってほしい』という一冊の絵本。

真っ赤な表紙に、ぬいぐるみのクマの絵と訴えかけるような文字で記された「わかってほしい」というタイトル。表紙のクマのぬいぐるみは、ページをめくるたびに、ちぎられてボロボロにされ、倒れてしまいます。そして、黒と白の文字が重なりあって表現されたクマの相反する感情は、まるで虐待されている子どもの叫びのようです。私の心臓は高鳴り、言葉では表現できない感情が沸き上がり、恐れと深い哀しみを感じながら、絵本を閉じました。

絵本『わかってほしい』
(MOMO/作 YUKO/絵)
この絵本は、虐待される子どもの内面にわきおこる葛藤を、衝撃をもって伝えてくれます。
虐待によって傷ついているひと、虐待をして傷つけているひと、虐待の傷を抱えているひと、虐待をなくしたいと願うひと、すべてのひとに読んで考えてもらいたい絵本です。
引用:(月刊クーヨンの紹介文)
【残念ながら現在品切れ中です】

絵本の裏表紙のMOMOさんの言葉から

「虐待は ひとに ひとを憎むこと。自分を憎むことをおしえてしまう。
愛されていないのか 愛されているのか なんで自分が生きているのかさえも わからなくなってしまう。
それでも いつかこんな自分も含めて すべてを愛してもらえる……
どうしても どうしても それがあきらめきれない。

虐待をする親でも子どもにはそのひとしかいない。このことを どうかわかってほしい。こころから」

 

作者のMOMOさんは幼いころに父親から虐待を受けていました。その経験から、少しでも虐待がなくなってほしいという思いを込めて作ったのがこの本です。

当事者として苦しんでいる子どもやその周囲のおとなだけの問題ではなく、「わたしたち大人が構築している大人社会の犯罪である」ということを、一人でも多くの人たちに伝えたい。虐待される子どもの気持ちを「どうか、わかってほしい」。子どもは、暴力による憎しみや悲しみの中にあっても、やはり「あいされたい」気持ちがあるのだと伝えています。

しつけと虐待の違いを

近年、家庭内で幼子の虐待死が増えています。「しつけ」と称した暴力を受けて命を落とす子どもが後を絶たず、2020年4月には、親などによる体罰の禁止を盛り込んだ「改正児童虐待防止法」と「改正児童福祉法」が施行されました。ここには『体罰禁止』が明記されています。

国連では、1990年に、子どもへの体罰禁止を子どもの権利条約に規定しています。そこには、体罰の定義を具体的に提示し、たとえどんなに軽いものであっても、子どもが苦痛を感じるならば体罰にあたるとしています。暴言や笑いものにするなども、子どもの尊厳を傷つけるとして禁じています。

なお、国際NGOは、2020年2月に、日本が世界で「59番目の体罰全面禁止国」になったとする声明を発表しています。

児童虐待防止の活動①189いちはやく「だれか」じゃなくて「あなた」から

令和3年度「児童虐待防止推進月間」に全国から公募を行い、その最優秀標語になったのが【189いちはやく「だれか」じゃなくて「あなた」から】です。「児童虐待防止」を訴えるだけでなく、子どもたちに向けた普及啓発のポスターなどが製作されました。

 

※画像左と中央はクリックいただくと厚生労働省特設サイトに移動できます

児童虐待防止の活動②オレンジリボン運動

「オレンジリボン運動」は、子どもの虐待をなくすよう呼びかける市民運動です。「児童虐待防止」のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子どもの笑顔を守るために何ができるのか一人ひとりが関心を持つよう呼びかけていきます。

 

オレンジリボン運動の起源とオレンジリボンマーク

2004年、栃木県小山市で3歳と4歳の可愛らしい兄弟が父親の友人から再三にわたって暴行を受け、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件がありました。それをきっかけに、全国でオレンジリボン運動が始まりました。私たち児童虐待防止全国ネットワークは、全国に広がったオレンジリボン運動を大切に大きく育てるため、2006年よりオレンジリボン運動の総合窓口 を担っています。「子どもへの虐待をなくしたい」という志のもとに、全国で共通したシンボルとするために、目指すべき目標(オレンジリボン憲章)を定めました。
このオレンジの色は、里親家庭で育った子どもたちが「子どもたちの明るい未来を示す色」として選んだといわれています。その胸の中に、オレンジフルーツのような明るさと暖かさを感じたいという思いがあったのではないでしょうか。
オレンジリボンが、たくさんの皆様の心に届きますよう、オレンジリボンが子どもたち、そして子育て中の親子の心を包み込みますよう、「子ども虐待防止オレンジリボン運動」に、ぜひご協力をお願いいたします。
引用:児童虐待防止全国ネットワーク 

 

あなたは大丈夫?子育て中の親だって「わかってほしい」

私たち昭和世代では、「しつけ」として叩かれて育ち、大人になってからも、小さな時の自分を心に抱えながら子育てしている方もいます。
初めての子育てでの不安だけでなく、上の子と下の子の子育てのバランスや、仕事と育児のバランスなどに悩んでいる方もいます。
また、コロナ禍での子育ては、同じ月齢のママ友とあまり会えず、一人で一生懸命頑張りすぎて、心が疲れイライラしている方もいるでしょう。
子育ては個性の違いがあるもの。誰一人として完璧な子育てをしている人はいません。
アメリカには、「一人の子どもを育てるには一つの村がいる」という古いことわざがあります。
どうしようもなくなった時、一人で悩まず、周りに助けを求めてくださいね。支えてくれたり助けてくれる人が必ずいます。人に会って話をすると、ホッとしますし、子どもへの考え方や見方が違って見えてくることもあります。
子育てをしているご家庭の不安を助けてあげたり、子ども達一人一人の命を守ったりできるような人のつながりがもてますように。また、子どもにとって信頼できる大人が増えていきますように。
感情的な不安や子育てにイライラしたときに参考になる本をご紹介します。

(著)高祖常子 (イラスト)上大岡トメ かんき出版
おもわずカッとなって、怒鳴ったり、叩いたりしている自分に自己嫌悪しているママ・パパに向けたもの。怒鳴ったり、叩きそうになる前にクールダウンする方法など具体的な対処法なども掲載しています。

(著)浅井咲子 大和出版
不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ

11月20日は世界こどもの日

「世界こどもの日」は、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として1954年に国連によって制定されました。1959年11月20日に国連総会で「子どもの権利宣言」が採択され、さらに30年後の1989年の11月20日、すべての子どもに人権を保障する初めての国際条約『子どもの権利条約』が、国連総会で採択されました。

World Children’s Dayは、世界の子どもたちのための日。
すべての子どもが生まれながらに持っている権利を、再認識する日。
すべての子どもが、健やかに育ち、安心して「子ども時代」を過ごせるように。
すべての子どもが、声をあげて、自分の意見を受けとめてもらえるように。
すべての子どもが、未来に向かって自らの持つ可能性を伸ばせるように。

引用:11月20日は「世界子どもの日」|日本ユニセフ協会 (unicef.or.jp)

 

お知らせ

横浜市NPO法人H&K親と子のつどいの広場『ハッピーひろば』にお招きをいただき1127日(土)下記講演いたします。


☆『ママと赤ちゃんのためにできること』☆

~妊娠期から産後女性のココロとカラダと暮らしのケア~

赤ちゃんがお腹の中にやってくると、女性のカラダとココロは大きく変化していきます。

赤ちゃんがやってきて嬉しいはずなのにどうしてこんなに辛い気持ちになるのだろうと感じることもよくあります。

カラダとココロの大きな変化を受け止めながら赤ちゃんを迎えることによる、女性の暮らしを支えるために周りの人が出来ることを一緒に考えてみませんか?

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日程:20211127() 13 : 0015 : 00

オンラインzoomを使用。

ご自宅のパソコンやスマートフォン等を使用してオンラインでの受講になりますので、インターネット環境が必要です。

対象:一般・支援者・妊婦さん・そのご家族

参加費・人数:無料 80

 

ZOOMでも視聴可能で無料なので参加されたいかたは以下のチラシからお問合せお申込みください。

ーーー筆者紹介ーーー 宗藤純子(むねとうじゅんこ)

藤沢市在住30年。都内私立幼稚園教諭・主任9年を経て保育士・認定子育てアドバイザーとして乳幼児期から思春期までのこども・家庭教育・支援に約25年以上従事。親子ふれあい遊びや絵本通じて肌と心へのタッチ、子どもはひとりの人であることを伝え続ける。

地域での子育ち親育ち支援サークルと母親のエンパワーによる親子活動・3歳児保育活動等長年主宰し、切れめないつながりと支援を継続。2010年「神奈川県かながわ子育て支援大賞・奨励賞」授与。

・鎌倉市産科診療所「ティアラかまくら」開設当初より閉院まで12年間、外部講師として「こんにちは赤ちゃん」事業、産前産後から思春期。女性・更年期講座等携わる

・「子育ては個(性)育て。己育て」人間教育を軸に行政・PTA家庭教育・子育て支援者向け講演、教育現場・思春期講座等で、保護者向け勉強会など講演講座も多岐にわたり多数。
幼小中学生、年齢に応じた「いのち・こころ・からだ」を子ども達に伝え、対話を継続中

・保育者向け雑誌「POT」あそびパーク012寄稿担当や保育・教育を学ぶ短大大学で客員講師として講演。2019年度より非常勤講師として帝京短期大学『乳児保育』担当。

・株式会社OfficeLadybird代表取締役

◆Web サイト: http://junkomuneto.com

連絡先:omopiyo.love@gmail.com

◆子育ての会ベビーぴよぴよ012連絡帳

 

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