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#はぐくむ・つながる・こどもとおとな #子育て #子育てあいっこ

【はぐくむ・つながる・こどもとおとな】第21話 夏にご用心!こどもの病気や思わぬ事故

2022.06.30 プール熱 ヘルパンギーナ 子ども 子育て 幼児・赤ちゃん 応急処置 手足口病 水難事故 熱中症対策

湘南ママたちから絶大な人気と信頼を誇る、認定子育てアドバイザーの宗藤純子先生の子育てコラムです。
今回は、夏に気をつけたい子どもの病気や、思わぬ事故についてのお話です。

6月27日に、九州南部、東海、関東甲信では梅雨が明けました。関東甲信では平年よりも22日も早く、観測史上最も早い梅雨明けだったようです。

湘南も一気に夏日和! 鵠沼海岸のかき氷屋さんには、朝から整理券が配布されるほどの行列がみられました。夏の到来ですね。

 

この急激な暑さに対して、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭で特に注意しなくてはいけないのが「熱中症」。そして最近流行しだしている夏の「感染症」です。

思わぬ事故についても知っていただきたいと思います。

暑い時、湿度の高い時に気を付けたい「熱中症」

熱中症とは主に初夏から夏にかけて、環境に体が適応できないことで起こる、さまざまな症状の総称です。湿度の高い時期もおきやすく、梅雨明けの暑い日が最も発症リスクが高いそう。文科省×厚労省はリーフレットを作成し、気温・湿度ともに上昇し熱中症の危険性が増すこれからの時期は、特にマスクの必要がない場面ではマスクを外すことを推奨しています。

また、体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれていますので、より一層の熱中症予防・対策をおこなう必要があります。

 

乳幼児の熱中症 対策

 

1.水分を多めにとろう

新陳代謝が活発なため、汗や尿として体から出ていく水分が多く、脱水を起こしやすい体です。水分を多く含む食事や、定期的な水分補給を心がけましょう。

2.熱や日ざしから守ろう

自律神経の働きが未熟で、放熱や発汗による体温調節がうまくできません。熱のこもらない素材や薄い色の衣服を選んだり、日光を遮る帽子などを身につけたりさせましょう。

3.地面の熱に気をつけよう

背が低かったり、ベビーカーの利用などで大人よりも地面に近い環境で過ごすことが多く、地表からの熱を受けやすくなります。子どもの高さの気温や湿度を気にかけましょう。

4.暑い環境に置き去りにしないようにしよう

乳幼児は自分の力で移動することができないので、「寝ているから」「ちょっとの時間だから」と放置することは危険です。特に、車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。

5.室内あそびも油断しないようにしよう

日差しがない屋内では大丈夫だろうと油断しがちです。屋外と同じ対策を意識しましょう。

6.周りの大人が気にかけよう

暑さや体の不調を、まだ自分の言葉で十分に訴えることができないため、服装や摂取するものによる暑さ調節がうまくできません。汗や体温、顔色や泣き方など、赤ちゃん・子どもの様子を、まわりの大人が気にかけましょう。

7.外で夢中になりすぎない

遊びに夢中になると、のどの渇きや気分の悪さなどの熱中症のサインに気づくのが遅くなります。子どもや特に乳幼児が遊びに夢中な場合には、大人が見守り休憩や水分補給をすすめましょう。
参考引用:こんな人は特に注意!「子ども」 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)

 

◆熱中症の症状

【軽症】発汗・平熱
めまい、たちくらみ、筋肉痛、どんどん汗をかく、手足のしびれ、気分不快感

【中等症】発汗・40度未満(症状が改善しない場合、点滴治療必要。必ず受診)
頭痛、吐き気、嘔吐、だるさ、疲れ

【重症】異常発汗・発汗停止・異常な高体温(この場合は救急車を呼んでください)
呼びかけへの反応がおかしい、けいれん、まっすぐ走れない、異常な高体温
肝臓や腎臓の障害など(血液検査でわかる)、異常な発汗もしくはあせが出なくなる

 

応急処置のポイント

1.涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせる
2.身体冷却  服をゆるめて、保冷剤やタオルで首、わきの下、太ももの付け根など
太い血管の部分を冷やします。肌に水をかけたり、濡れタオルなどでふ
き、厚紙などであおぎます。
3.水分摂取  脱水の治療として経口補水液(ORS)がおすすめ
参考引用:マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK。佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム (著) 江村 康子 (著・ イラスト)出版社KADOKAWA

乳幼児の3大夏風邪と症状とケア

夏にかかりやすい感染症も多くあります。すでに流行しだしているものもあるので、症状や対応策を知って、万が一の時のためにそなえましょう。

【プール熱】

◆症状

5歳以下に多い病気ですが、小学生にも見られます。症状は軽く、通常熱は2~5日、目の充血は7日ほどで自然になくなります。おもな症状がなくなって2日ほど経てば登園登校できます。アデノウイルスが、目やに、鼻汁、飛沫などから、口、鼻、喉、目の結膜について感染。正式には「咽頭結膜熱」。プールの水や、食器、タオルの共用でも感染します。

突然の発熱、のどの痛み・腫れ、目の症状(充血・痛み・まぶたの腫れ、まぶしさを訴える)等、ほかに頭痛や嘔吐、下痢、腹痛、筋肉痛、リンパ節(顎の付け根たり)の腫れ等、強い頭痛、激しい嘔吐、麻痺、むくみなどは重症の症状

◆ケア

注意が必要なのはのどの痛みで、水分が摂れなくなることによる脱水症状です。
水分補給を心掛けましょう。

◆こんな時は病院へ

1.40度以上の高熱が出る 2.水分が摂れない 3.おしっこが少ない
4.ぐったりしている 5.きげんが悪い 6.目やにや目の痛みの症状が強い
7.高熱が5日以上など症状が長く続く(川崎病の可能性があります)

【ヘルパンギーナ】

◆症状
ヘルパンギーナはプール熱や手足口病と並んで、子どもが夏にかかりやすい「3大夏風邪」。5月頃から罹患が増えて「コクサッキーA群ウィルス」が原因である場合は多いようですが、たくさんの種類があるため、何回もくりかえしかかることがあります
軽い病気で、ごくまれに髄膜炎を合併することもありますが、通常は後遺症もなく治るそうです。

突然の発熱、のどの痛み(のどの奥の口内炎によるもの)、全身のだるさや不機嫌。まれに下痢や嘔吐などがみられることも、咳や鼻水といった風症状は少ないのが特徴

◆ケア
代表的な風の一種であり、軽い症状で経過します。のどの痛みから、水分や食事を摂れなくなることがあります。脱水症状に気を付けましょう。

◆こんな時は病院へ
1.40度以上の高熱が出る 2.水分が摂れない 3.おしっこが少ない
4.ぐったりしている 5.きげんが悪い 6.高熱が5日以上など症状が長く続く(川崎病の可能性があります)7.強い頭痛や激しい嘔吐がある(髄膜炎の可能性があります)

【手足口病】

◆症状
発症は5歳以下の子どもがほとんどで、夏に多く見られます。原因はウィルスですが、数種類あり、何度もかかることがあります。発疹の特徴と部位により診断は容易です。
発疹は小さい水疱疹でてのひら、足の甲や裏、口の中に多く見られますが、ひざやおしりにもできます。

手足口の中の発疹(小さい水疱疹でかゆみは軽い)、口の中の痛み、発熱は3人にひとりほどしかみられず38℃台が多い

◆ケア
ウィルスが原因です。3~7日ほどで回復します。口の中の痛みから水分や食事が摂れなくなると脱水になりやすいので注意します。一般的には熱が下がり、食欲が回復すれば通園してよいでしょう。


◆こんな時は病院へ
1.40度以上の高熱が出る 2.水分が摂れない 3.熱が3日以上続く
4.ぐったりしている 5.きげんが悪い、笑わない 6.頭痛が強い
7.嘔吐を繰り返す

参考引用:おうちでケアする決定版 あかちゃんからのかぞくの医学 本間真二郎(著)出版クレヨンハウス

子どもと過ごす夏。ご用心!

夏は海や川に遊びにいくことも多いですね。でも、そこには注意も必要です。(詳しくは【セコムの安全ブログより】をご確認ください)

〈子どもと川や海に行くときの注意点〉

○ 気象情報を必ず事前にチェックする
○ 軽い水遊びでも油断せず、ライフジャケットを着用させる
○ 現地にある看板や現地の人の話を確認して、注意すべきことを把握する
○ 子どもから目を離さないようにし、水遊び中は大人が付き添う
○ 滞在中も気象状況に注意を払い、天候の変化に応じて対処する

 

警報発令時はもちろん警報が解除されたからといって、安全というわけではありません。川の流れが速いときや水が濁っているときは、上流で雨が降って急に増水することもあります。また海では暴風波浪警報が解除された後も、海が荒れた状態が続き、思わぬ高波が来ることもあります。大人の目で「これは危ないかもしれない」と思ったら、早めに撤収する決断が大事です。

近所の気軽な遊び場、河川敷やため池での事故を防ぐ

河川敷やため池など、日常のなかにある水辺も注意が必要です。遊び慣れた場所でも水辺は本当に危険。浅いため池でも、足を滑らせて転落すれば、命に関わることがあります。たとえ高学年になっても、子どもだけで気軽に遊びに行く場所とは言えません

<河川敷やため池に行くときの注意点>

○ 川に行くときは必ず家の人に伝える
○ ひとりで、また子どもだけでは行かない
○ 子どもだけのときに水に入って遊ばない
○ 物が落ちたりしても、自分で拾わない
○ 何かあったときは、すぐに大人に知らせる

 

万が一、お子さんが溺れたり、溺れている人を見かけたりしたときも、ひとりで泳いで救助に向かうことは大変危険です。慌てて行動を起こすのではなく、落ち着いて対応したほうが安全に救助行動できます。まずは付近の人に知らせて助けを求めること。そしてロープや浮輪、長い棒などを差し出して救助したほうが確実だということを心に留めておいてください。

コロナ前の2019年に、アウトドア防災ガイドあんどうりすさんをお招きして親子サークルでのあんどうりすさんの防災講座」を行いました。その時のお話には、自分で自分の命を守る知恵がたくさん詰まっていました。りすさんの著書は「春」「夏」「秋」「冬」と季節ごとの章に分かれ、子どもや家族を守るための基本的な情報、実際の場面ですぐに使えるアイディアが紹介されています。

その中の「夏」の章で、『海のアドバイスは川では使えません 川遊びのライフジャケットはシートベルトと同じ』とあり、海と川はまったく違うとおっしゃっています。

人が浮かびやすい海に比べて、空気をたくさん含んでいる川では、人は相対的に重くなり沈みやすくなるそうです。この違いをわかりやすく説明したうえで、川で事故に遭わないために、ライフジャケット着用が欠かせないことを訴えています。さらにライフジャケットの重要性とライフジャケットを身に着けた状態での正しい流され方「ホワイトウォーターフローティングポジション」も紹介しています。
◆りすさんの公式HPあんどうりすの防災・減災りす便り – あんどうりす の防災・減災 りす便り (jimdofree.com)

夏休みはもうすぐです。

湘南地区には海も川も近くにあります。夏を楽しい思い出にするためにも保護者が配慮して危険を避けるよう努めましょう。

5歳~9歳、10歳~14歳は小川、海、湖などの自然海域での事故。

0歳、1~4歳は浴槽での事故が多いので、夏場の自己にはくれぐれもお気をつけ下さい。

よき夏休みをおむかえください。

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ーーー筆者紹介ーーー 宗藤純子(むねとうじゅんこ)

藤沢市在住30年。都内私立幼稚園教諭・主任9年を経て保育士・認定子育てアドバイザーとして乳幼児期から思春期までのこども・家庭教育・支援に約25年以上従事。親子ふれあい遊びや絵本通じて肌と心へのタッチ、子どもはひとりの人であることを伝え続ける。

地域での子育ち親育ち支援サークルと母親のエンパワーによる親子活動・3歳児保育活動等長年主宰し、切れめないつながりと支援を継続。2010年「神奈川県かながわ子育て支援大賞・奨励賞」授与。

・鎌倉市産科診療所「ティアラかまくら」開設当初より閉院まで12年間、外部講師として「こんにちは赤ちゃん」事業、産前産後から思春期。女性・更年期講座等携わる

・「子育ては個(性)育て。己育て」人間教育を軸に行政・PTA家庭教育・子育て支援者向け講演、教育現場・思春期講座等で、保護者向け勉強会など講演講座も多岐にわたり多数。
幼小中学生、年齢に応じた「いのち・こころ・からだ」を子ども達に伝え、対話を継続中

・保育者向け雑誌「POT」あそびパーク012寄稿担当や保育・教育を学ぶ短大大学で客員講師として講演。2019年度より非常勤講師として帝京短期大学『乳児保育』担当。

・株式会社OfficeLadybird代表取締役

◆Web サイト: http://junkomuneto.com

連絡先:omopiyo.love@gmail.com

◆子育ての会ベビーぴよぴよ012連絡帳

 

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