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#POWER PEOPLE #地元ニュース #編集部

【POWER PEOPLE】ミステリ作家・辻堂ゆめさん<最新刊プレゼント>

2023.05.23

藤沢出身のママさん作家、子育てと執筆の二刀流
「誰もが知るヒット作を目指します」

aiccoが「有隣堂 藤沢店スタッフの今月の逸冊」(2020年12月)で著作「十の輪をくぐる」を紹介した、藤沢出身のミステリ作家辻堂ゆめさん。今年の1月には最新作「答えは市役所3階に」を上梓、さらに7月と10月にも新作の刊行を予定しています。3歳と1歳の育児真っ最中でもありながら精力的に執筆も行う辻堂さんに、いろいろお聞きしました。

最新刊を手に

aicco 辻堂さんは、藤沢出身ということで、ぺンネームも辻堂の地名からとったのですね。
辻堂さん はい。父親が転勤族で、生まれたのは厚木、茨城の水戸に9歳まで。中一から高一まではアメリカで過ごしました。そのあと藤沢に戻り、神奈川県各地を転々と。住んでいた期間は長くはないのですが、拠点が藤沢、という感じです。
大学の時、宝島社の「このミステリーがすごい!」大賞に応募したのですが、一次選考の時点で名前が出てしまう、ということで、そのあと落選したら恥ずかしいと、急いでペンネームを考えました。せっかくだから、好きな地元の地名を使おうと思ったのですが、「藤沢」と「辻堂」で迷いました。「辻堂」はちょっと字のイメージが硬い、でも「藤沢周平さん」という有名な時代小説家がいたので、かぶらないように「辻堂ゆめ」に。「ゆめ」は大学時代のニックネームですが、こちらはふんわりしたイメージなので、結果的にバランスが取れたかな、と。

aicco 湘南高校、東京大学法学部卒という、すごい経歴をお持ちなんですが、作家になりたいと思ったきっかけは?
辻堂さん 小さい時から絵本を読むのが好きで、家族で図書館に行ったり、弟に読んであげたりもしていました。弟の描いた丸や四角の絵の裏に、紙芝居のように話を勝手に作って書いたりもしていましたね。そこから、「お話を作る人になりたい」と。親に聞くと「そういう人は作家というんだよ」と教えられ、4歳のころから「作家になりたい」と言っていたようです。
成長するにつれ、もうちょっと現実的な仕事として、小学校の先生とか、弁護士はどうかな、とか思い出したのですが、実際に法学部に行ってみると、法律を一生の仕事にするとか、国家公務員になるとかは、自分にはできないと感じて民間企業に就職しました。
でも在学中にミステリ新人賞を受賞し、就職後も連載がどんどん始まって兼業ができなくなり、作家が本業に。結果的に一番なりたかったものになれました。めちゃくちゃ、成り行きなんですが。(笑)

大学4年時のデビュー作は「いなくなった私へ」(2015年)。最近では年3冊のペースで著作を刊行しています。青春ミステリ作家のイメージも持たれていますが、無国籍児、国際養子縁組、発達障害などの重いテーマも扱ったり。「十の輪をくぐる」(2020年)では新旧東京オリンピック、最新作「答えは市役所3階に」ではコロナ禍など、今日的な話題も背景に据えています。興味のある問題は過去の文献もしっかり調べてリアルさを追求するそうです。

aicco  辻堂さんの作品は、途中はハラハラドキドキするのですが、最後にホッとするようなものが多いですね。
辻堂さん デビュー当初の作品はそうでもないものもあるのですが、現在は、読後感をよくしたい、というか、前向きに終わる話が多くなっていますね。でもそればかりだと、読者に先を読まれてしまうので、たまには変化球で裏切ることもあるかも。
ミステリなので、プロットや伏線、どんでん返しは紙に書き出して、理論的にきちっと組み立てます。逆にストーリー部分は書いていく途中で肉付けしながら、臨場感を大切に執筆します。

aicco お子さんが小さいですが、お母さん業と執筆との両立は大変では?
辻堂さん 現在、子どもたちは幼稚園と保育園に行っているので、平日日中に仕事するという、働くママさんと同じですね。プロットが出来上がって書き出す段階になれば、決めた時間に執筆ができるんです。でもアイデアとか、すごくいいセリフはいつ思いつくかは分からない。子どものおむつを替えている時とか。お風呂に入れている時とかだと、急いで出て子どもを夫にパスして、メモをとりに走ったり(笑)。
3歳になる娘には、読んでと言われたら絵本を読んであげています。私自身本から教えてもらったことが多いので、子どもたちも本の世界をいっぱい知ってほしい。でも作家になってほしいとは思わないですね。娘が来年あたり「作家になりたい」とか言い出したら応援しますけどね。

1992年生まれ。ミステリ作家というより可愛らしいお母さんのイメージ。でもお話しをすると、柔らかさを漂わせながらも、歯切れ良くスパッとしたところは職業ゆえ? しばしば住みやすい街の上位にランキングされる「我が街辻堂」ですが、急速に発展していく姿を見て、「私の知ってる、古い商店街があってのんびりしていた街並から離れてしまって」。いくつか文学賞も受賞、テレビドラマ化もされていますが、「誰もが知る大ヒット作を書きたい」と、目標を語ります。

辻堂ゆめOfficial Website
https://yumetsujido.themedia.jp

辻堂ゆめさんの最新作「答えは市役所3階 2020心の相談室」(光文社刊)サイン入り本を、抽選で1名様にプレゼントします。ご希望の方は、タイトルを「辻堂ゆめさん本希望」とし、ご住所、氏名、メールアドレスと、aiccoで取り上げてほしい人、ことなどをご記入の上、下記までお送りください。締め切りは2023年6月5日(月)
info@aicco.jp

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